こんにちは、かんちゃんです。今は育休中で仕事はしていないものの、慣れない育児で寝不足です。世の中のお母さんお父さん、本当にお疲れ様です!
今回は、前回の記事で子供の教育費について調べた中で奨学金については一度体系的に理解しないといけないなと思いましたので、調べた内容を解説していきたいと思います。
今の収入なら奨学金は不要、もしくは受けられないとお考えの方におきましても、将来病気や失業で働けなくなるリスクや医学部進学や留学で想定より学費が発生するケースもあり得ますので、是非ご一読ください。
まず奨学金とは何か?
奨学金とは、経済的な理由で進学が困難な学生に対して、学資を貸与または給付する制度です。国や地方公共団体、民間団体などが運営しており、学費や生活費の一部を支援することで、より多くの人々が高等教育を受ける機会を提供しています。
奨学金が必要な具体的なケース5選
- 家庭の収入が低い場合: 家計が厳しく、学費を全額捻出するのが困難な場合です。
- 兄弟姉妹が多い場合: 教育費がかかる子どもが多い場合、一人当たりの負担が大きくなることがあります。
- 親が病気や失業などで働けない場合: 家庭の収入が途絶え、学費を支払うことが難しくなる場合があります。
- 高額な学費が必要な学校に進学する場合: 私立大学や専門学校など、学費が高い学校に進学する場合、経済的な負担が大きくなります。
- 留学を希望する場合: 留学には、学費だけでなく、生活費や渡航費など多額の費用がかかります。
奨学金の種類
奨学金は、大きく分けて給付型奨学金と貸与型奨学金の2種類にわかれます。
- 給付型奨学金: 返済不要の奨学金です。例としては日本学生支援機構の給付型奨学金や、民間企業による奨学金があります。返済不要とだけあって貸与型に比べて条件が厳しいです。
- 貸与型奨学金: 返済が必要な奨学金です。無利子と有利子の2種類があります。代表例としては日本学生支援機構の第一種奨学金(無利子)、第二種奨学金(有利子)や、民間企業による奨学金があります。将来返済が必要になるので、給付型に比べて条件は緩やかです。
奨学金の条件と選ぶ際のポイント
奨学金を受けるためには、それぞれの奨学金によって異なる条件がありますが、主に下記が多いです。
- 収入制限: 家庭の収入によって、受けられる奨学金の種類や金額が異なります。例えば日本学生支援機構の場合、給付型奨学金の場合は親の収入が600万円程度かつ資産基準2,000万円未満の場合が対象となっています。
- 成績基準: 学業成績が優秀な学生を対象とした奨学金もあります。日本学生支援機構の場合は成績と収入の両方が基準に入ってきますが、民間の奨学金であれば成績や学業成果は求められるものの収入制限がないものもあります。
- 人物評価: 収入制限と成績基準を満たしていたとしても、奨学金の受給に値する人物であるかの評価が必要になることもあります。民間の奨学金では小論文や面接などが求められる場合があります。
奨学金を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 返済方法: 月々の返済額や返済期間を確認しましょう。利息が付く場合は想定より返済額が増える可能性もあります。
- 保証人: 保証人が必要な場合もあります。
- その他条件: 提出書類や選考方法などは必ず確認しておきましょう。また、奨学金の併用についても出来るものと出来ないものがあるので注意が必要です。
奨学金を探す方法
奨学金を探す方法については、ウェブ上で「奨学金」と検索すればたくさん情報が出てきますが、代表的な方法を以下に記載します。
- 日本学生支援機構: 奨学金では一番有名かもしれません。独立行政法人なので民間ではないです。
- 国内最大の奨学金サイト「ガクシー」: 自分にぴったりの奨学金を探すことが出来ます。所得制限の有無や専門学校・短大向け奨学金など、知りたい情報にマッチする奨学金が検索できます。
- 大学や高校の奨学金担当窓口: 通っている大学や高校の奨学金担当窓口に問い合わせするのも1つの選択肢になります。
- 自治体の窓口: 住んでいる自治体で奨学金を募集しているケースもありますので、こちらも調べてみる必要があります。
奨学金の注意点
- 貸与型奨学金は借金: 貸与型奨学金はお子さん本人が卒業後に返済する責任を負います。卒業後どの仕事に就くかによっては返済が大きな負担になることもあります。親として、できれば貸与型ではなく給付型奨学金を受給できるように、早めに情報を収集し、学業のサポートをしていきたいものです。
- 奨学金に関する情報はしっかりと理解する: 契約内容をよく理解し不明な点は必ず明確にするようにしましょう。奨学金の条件を満たさなくなった場合には奨学金が打ち切られることもあります。
- 保証人について: 保証人が必要な場合もありますので、事前に相談しておきましょう。
まとめ
奨学金は、経済的な理由で進学を諦めなければならないお子さんやそのご両親にとって、大きな助けとなります。しかし奨学金には様々な種類があり、収入や学業の状況によって受給できるものもあればできないものもありますので、積極的に自分で情報収集していくことが重要となります。
また、給付型奨学金には学業成績が求められるので、お子さんが小さいうちから学業のサポートをしていきたいですね。
将来、お子さんが奨学金の返済に困らないようにお金の工面を出来ることが1番と思いますが、ご家庭の状況によってはそれが難しいこともあるかと思います。高校入学や大学入学のタイミングになってから奨学金を考えるのではなく、是非早めから奨学金についての検討を始めていきましょう!